羊と鋼の森/宮下奈都
今日、宮下奈都さんの羊と鋼の森を読了しました。
正直いうと、最初の方はわりと読みにくいというか、あまり文章の世界に入っていけなくておもしろさに気づけませんでした。
ですが、双子のピアニストが登場してからだんだんと引き込まれて読むスピードも上がっていきました。
こちらも映画化された作品ですが、映画版はまだ見てないです。wikiでキャストを見たら双子役があまり好きでない女優さんだったのでちょっと残念ではありますが、また後日見てみたいと思います。
主人公はとある辺鄙な山の中で育った少年。
学校のピアノの調律に訪れた調律師の仕事に魅了され、ピアノはおろか、楽器に触れることなく育ってきた少年は調律師になることを夢見ます。
専門学校を卒業し、憧れの調律師が所属する会社に就職を果たしたものの、なかなか思うようにいかず苦悩する日々。
そんな中でも、自分の目標見つけて少しずつ前に進む姿は自分に必要なものを教えてくれた気がします。
音楽の話がテーマにはなっていますが、そんなに難しくもなく、音楽に縁がない方も楽しめる作品だと思います。
音楽や自然を描写する文章が「美しい」。
そんな作品でした。
ポテチ/伊坂幸太郎
伊坂幸太郎原作の「ポテチ」という映画を見てきました。
この映画は2012年に公開された作品なのですが、私の住む街にある「文学館」というところで映画会のイベントがありまして、そこで上映されました。
感想として、「めちゃくちゃ面白かった」です(笑)
小説版も読んだのですが、濱田岳さんはめちゃくちゃハマリ役ですね。
もうこの人のために書いたんじゃないか?っていうくらいぴったりでした。
そして木村文乃さん。
原作を読んだ時にはそんなイメージなかったのですが、こちらも素晴らしかったです。
濱田岳さん演じる主人公は職業空き巣。
でもすごい悪人とかではなくて、ちょっととぼけた感じの心根の優しい青年。という感じ。
木村文乃さん演じるヒロイン(?)はちょっとギャルっぽいんだけど、まったく空き巣っぽくない主人公を厳しくも優しく見守る女性。
2人は同棲していますが、付き合ってるのかどうなのか(笑)
まあ、浮気とかなんとかいうワードが出てくるので一応付き合ってるのでしょうね(笑)
主人公にはある秘密があります。
劇中に出てくる、同じ街の同じ病院で同じ日に生まれたプロ野球選手(補欠)。
そんな2人の関係性が明らかになった時。
主人公の心に宿るある想い。
自分だったらそんな風に考えられるかどうか…
正直自信ないですね。
伊坂さんの作品は時として暗く重いテーマだったりすることがあります。
ですが、この作品は笑いあり、涙あり。
そして見終わった(読み終えた)後はすごく優しい気持ちになれる。
そんな作品です。
私は小説版→映画版の流れで見ましたが、原作の世界観をよく表現できていたと思います。おそらく逆の順に見ても楽しめると思います。小説版は短編で、「フィッシュストーリー」という作品に所収されています。
まだご覧になったことがない、あるいは小説版と映画版どちらかしか見たことがないという方は是非ともどちらもご覧になってみてください。
きっと新しい気づきがあると思います。
いい作品に出会えて感謝です。
お花見
4月も半ばになり、ぼちぼち桜も散り始めました。
そんなタイミングで、世羅の甲山にあるふれあいの里が満開になったとのことなので見に行ってきました!
天気は前日夜から雨の予報でしたが、起きた時は曇り。
「いっちょいってみっかぁー!」(悟空
というテンションで出発!
そしたらすぐ雨(笑)
なかなかの勢いで降り続ける(T ^ T)
これはダメかなー…と思ってたらなんとか雨は上がって曇り皿ながら傘無しでお花見できました(^ ^)
お花見といっても弁当作っていくとかではなく、着いたら出店で何か買ったりして食べ歩きするスタイル。
出店の近くにイスやテーブルがあったのでそこでたこ焼きと焼きそばをいただきました!
しだれ桜
八重桜
それとソメイヨシノもありました。
全部満開になっていてこれで快晴ならいうこと無しだったんですけどね〜。
まあ、渋滞や人ゴミがなかったからよしとしましょう!
でも正直入場料800円は少々お高い…
子供は半額ですが、せめて500円ぐらいにしていただけると嬉しいですね。
雨が降っていても花びらは全然落ちてなかったのでまだまだ数日は楽しめると思います(^ ^)