【熊本観光】南阿蘇に行ってきた Part1
お盆休みを利用して地元である福岡県に帰省してきました。
久しぶりに両親と食事をしてゆっくりしていると、
母親が新聞の切り抜きを持ってきました。
「ちょっとここ行ってみんかい?」
新聞をみてみると南阿蘇にある観光鉄道の記事でした。
実をいうとゴールデンウィークに阿蘇に行こうかと計画していたのですが、
直前に阿蘇山が噴火して警戒レベルが引き上げられたため断念していたんです。
いつもは帰省しても僕と妻と子供だけで出かけてしまうのですが、
「阿蘇ならお母さんも行きたい」というので父も加えた5人で出かけることにしました。
片道4時間かけて阿蘇へ
実は僕は阿蘇に自分の運転では行ったことがなかったのですが、
朝7時に家を出て着いたのが11時少し前。。。
前日広島から渋滞の中9時間運転していたのでなかなかにキツイ(笑)
とはいえ家族サービスは大事ですからね。
当日は小雨が降ったりやんだりの天気でしたが、
晴れ間も時折見えてこの時期にしては過ごしやすい気温でした。
この駅から新聞記事で見た観光列車が出ています。
ちょうどお盆ですしもう満席で乗れないかなあとも思いましたが、
そんなこともなく(笑)
5人分しっかり切符を買うことが出来ました。
出発の時間まで30分程度あったので駅舎内と付近を散策してみました。
駅舎は外観も中身もレトロな雰囲気で、すごく小さなつくりになっています。
売店でお菓子やジュース、ビールやソフトクリームなどを買うことができます。
列車内は飲食自由なのでここで購入してもいいかもしれません。
駅舎内にはトイレもありますが、あまりキレイとはいえないですね。
妻がいうには「トイレのカギが壊れとる。。。」との事ですので女性の方は特に気を付けましょう。
ちなみに列車内にはトイレはありませんが、駅の外の公園にもトイレはあるみたいです。(そちらは使ってないのでどんな様子かわかりません)
駅舎内の壁には熊本地震の被災者に寄せた多くの漫画さんたちの色紙が飾られています。
ワンピースの作者である尾田栄一郎さんが熊本出身というのは有名な話ですが、
こんなにたくさんの漫画家の方たちの色紙が見れて漫画ファンとしてはそれだけでも満足です(笑)
駅舎の外には麦わら海賊団のフランキー像の設置予定地なんてのもありました。
それと、外に本物のSLが展示してあります。
内部にも乗り込むことが出来るので小さいお子さんがいる方などは喜ばれるかなと思います。
観光列車乗車
さていよいよ列車に乗ります。
時間になると乗車するお客さんがホームに集まってきます。
そしてこのタイミングで駅のスタッフの方が駅員さんの帽子を貸してくれて写真撮影が始まります(笑)
列車は5両編成。
客車は中の3両です。
屋根はありますが、左右の窓はなく、解放感抜群です。
僕たちが乗車したのは一番前の車両の一番前の席でした。
席は6人掛けのボックス席になっていて全席指定です。
個室にはなっていませんが基本的にみんな外を見ているので他の人たちが気になることはありませんでした。
列車には2両目にガイドさんが乗っていて、
沿線にある観光スポットや遠くに見える阿蘇の山々についてお話してくれます。
見えるのはひたすらに山、たんぼ、山。です(笑)
それでもすごいパノラマビューで大自然を満喫できます。
駅は始点終点含めて5駅停車しますが、
(実は駅は全部で10駅あるんですが、熊本地震の影響で現在は片道7.1キロの区間のみ運行を再開しています。)
途中駅弁の販売があったり(数量限定)、
ホームから飴手裏剣(ただの飴です 笑)を投げ込んでくる忍者がいたりします。
あと、上白石萌歌が出演した午後の紅茶のcmのロケに使われた駅舎にも止まります。
乗車している時間は往復で約1時間程度。
車ではなかなか見られない景色をゆっくりと列車から眺めることが出来てほんとに最高でした。
ただひとつ注意事項です。
列車には窓がないため、めちゃくちゃうるさいです。
車体も新しいものではないので軋みやブレーキをかけた時のキーキー音はダイレクトに車内へと入ってきます。
普通に会話するのも難しいですし、ぶっちゃけガイドさんが何言ってるか聞こえないところも多々あります。
でも逆にいえば話すときは自然と顔を寄せ合うことになるので、
カップルの方や意中の方をデートに誘うのにはいいかもしれませんよ(笑)
ちなみにそんなうるさい中でも0歳児を連れた若いご夫婦もいました。
赤ちゃんはぐっすり寝ていましたが、
あの騒音の中ならぐずっても全然問題ないので赤ちゃん連れでも安心です。
いかがだったでしょうか。
いつもどこに行くにも運転しているのでなかなか景色をゆっくり眺めることが出来ないのですが、今回は阿蘇の雄大な自然を満喫できました。
妻はいつも車内で寝ているので、
「寝るくらいなら運転代わってくれたらいいのにな~」
と思っているのは内緒です(笑)
小さな子供さんから若い恋人同士、お年寄りまでみなさん楽しんでいただけると思います。
緑が鮮やかな夏もいいですが、これから紅葉の季節にもなります。
ぜひ大切な方と出かけてみてはいかがでしょうか。