羊と鋼の森/宮下奈都

今日、宮下奈都さんの羊と鋼の森を読了しました。

 

正直いうと、最初の方はわりと読みにくいというか、あまり文章の世界に入っていけなくておもしろさに気づけませんでした。

 

ですが、双子のピアニストが登場してからだんだんと引き込まれて読むスピードも上がっていきました。

 

こちらも映画化された作品ですが、映画版はまだ見てないです。wikiでキャストを見たら双子役があまり好きでない女優さんだったのでちょっと残念ではありますが、また後日見てみたいと思います。

 

主人公はとある辺鄙な山の中で育った少年。

学校のピアノの調律に訪れた調律師の仕事に魅了され、ピアノはおろか、楽器に触れることなく育ってきた少年は調律師になることを夢見ます。

専門学校を卒業し、憧れの調律師が所属する会社に就職を果たしたものの、なかなか思うようにいかず苦悩する日々。

 

そんな中でも、自分の目標見つけて少しずつ前に進む姿は自分に必要なものを教えてくれた気がします。

 

音楽の話がテーマにはなっていますが、そんなに難しくもなく、音楽に縁がない方も楽しめる作品だと思います。

 

音楽や自然を描写する文章が「美しい」。

 

そんな作品でした。